投資信託という言葉はよく耳にされることもあるんじゃないでしょうか。
日本では義務教育の中に金融の授業がないので、聞いたことはあるけどよくわからないという方もいらっしゃると思います。
私はこの投資信託のインデックス投資というものを7年ほどやっております。その間、個別の株式や保険での積立、仮想通貨なども少しやっていましたが、今はほとんどの資産を投資信託で運用しています。
理由は投資信託のインデックス投資が手間なく、簡単、負けにくい投資という特性があるからです。個別株は分析に時間がかかりますし、価格が気になって日中の平日はスマホばかりみてしまっていました。正直、仕事に集中できないこともしばしば・・・。
お仕事や趣味で投資をしている方以外のほぼすべての方が投資信託で資産運用するのがいいんじゃないかと思っています。
投資信託による、インデックス投資というものは値動きが少なく、ドキドキ・ワクワク感はあまりありません。また長期間(最低5年以上)運用しないと効果がでにくいところがあります。
1ヵ月や2ヵ月で資産を倍にするようなことはできませんが、長い時間をかければ効果は絶大です。20~30年続ければ、2倍・3倍と資産を増やすことも十分可能です。それも手間なく簡単にできます。
本日は投資信託というもののザックリとした説明から、なぜ投資信託が多くの人の資産運用にとって良いものなのかについて書いていきたいと思います。
目次
1.投資信託って何?
2.投資信託のメリットって?
投資信託って何?

投資信託とは「信じ託して資産を投じることです」みたいな説明をよく見ます。これではよくわからないですよね。
投資信託とはざっくりいうとわたしのような普通の人がみんなでプロにお金を預け、そのお金を運用をしてもらえる金融商品です。
投資信託は数年で資金を倍にするという投資法ではありません。平均を目指す投資法です。9人の投資家がいれば、5番目を目指す投資となります。
毎年5位の成績をとり続け、負けない投資により長期で大きな資産形成をしていきます。
投資信託という商品を理解するにあたって大きな箱をイメージしてもらいたいです。その箱の中にはとてもたくさんの会社の株式など(株式以外の商品もたくさんあるのですが、今回は株式とさせて頂きます)が入っているものをまとめ買いできるものです。
次にプロに任せて投資信託という箱を購入するメリットって何なのかを見ていきます。
投資信託のメリットって?

投資信託のメリットは少額で分散投資ができるということです。
投資信託という箱は今だと100円から買えるようになりました。その箱の中には数百から場合によっては1000以上の会社の株式が入っています。
もしわたしたちが実際に日本の1000社の会社の株式を購入しようとすると数億円~数十億円のお金が必要になると思います。
個人ではたくさんの株式を買うことは難しいですが、
投資信託ならプロに任せながら、①少額で、②たくさんの会社の株式(分散投資)の購入できます。
このような点から投資信託は非常に優れた商品だと思っています。
少額のメリットはなんとなく資金がない人でも買えるという点でイメージがわきやすいと思いますが、分散投資(たくさんの会社の株を買うこと)がなぜ優れたのかはイメージつかないですよね。
分散投資をすることにより、負けにくいリスクの低い投資方法となります。
負けないという点について具体的に見ていきますね。
(お金が増えていくイメージは次回書かせてもらいます)
先ほど申し上げた通り、たくさんの会社の株を買おうとすると個人ではとても買えない金額になります。面倒くさいですし、手数料もすごくかかります。
じゃあ、1社だけ買った場合と投資信託のような、たくさんの会社の株を買った時の比較をしたいと思います。
Aさん:アラホリ商事の株を1000万円で購入しました。
Bさん:アラホリ商事の株も入った投資信託を1000万円分購入しました。
(Bさんが購入した投資信託には1000社の会社の株が組み込まれています)
【Quetion1:ここでアラホリ商事が倒産した時にはどうなるか】
Aさんは1000万円を失います。
Bさんは1000社のうちの1社が倒産しただけなので、ほとんど影響はありません。
【Question2:アラホリ商事の株価が2倍になった場合はどうなるか】
Aさんの資産は2倍になります。
Bさんの資産は1000社のうちの1社が2倍になっても、ほとんど影響はありません。
負けにくい投資ということはご理解頂けたのかなーと思います。これは投資信託のインデックス投資の負けにくいという点を示させてもらいました。このように個人で個別でたくさんの株を買って負けにくくすることは前述の通り難しいですが、投資信託であればできます。
少額で分散投資ができるこれが投資信託のメリットになります。
更に実際には日本の株式だけでなく、海外の株式や債券、不動産(REIT)などを組み合わせてリスクをなるべく小さくします。
株や債券など異なるアセット(資産)を組み合わせることにより、リターンをそれほど下げずにリスクを大きく軽減することもできます。これはいずれお話させてもらいます。
一方で1社・2社会社が倒産したところで大きな損をしない負けにくいものになっています。これによって値段を気にして毎日株価チェックなどが必要ありません。
一方で「これで本当にお金増えるの?」って思われる方もいらっしゃるかもしれません。ここから先は次回書かせて頂きますが、世界経済は右肩上がりで成長しています。過去の歴史上もそうだったのですが、これからもそうなることが予想されています。
ただし、どの国のどの企業の株を持っていればいいかという予想は時間がかかりますし、難しいです。だったら世界中の株を持てばいいという全世界への投資となるわけで、そこで投資信託が活きてきます。
今日はここまでにさせて頂きます。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございます!!